少し前に公開された動画です。 公開後、再生回数がかなりの早さで伸びています。 それだけ関心が高い内容なのだと思います。
定型発達のお子さんと、自閉スペクトラム症のお子さんでは、そもそも脳神経のネットワークに違いがありますので、無理に定型発達のお子さんに、「合わせていく」ということ自体に無理があります、という内容です。
概ね、納得しました!というコメントが多いのですが、中には、「それでも社会に順応させていくことは必要ですよね」というコメントもいただきます。
もちろんそうなのですが、脳に仕組みを変えない限り、合わせていくことは無理があるので、どこかで歪が出てしまいます。
その多くが、小学校高学年になってからの引きこもりや学習の遅れなどです。
小学校高学年になって、学習の遅れなどでご相談に来られた場合、多くのお子さんが自分に自信がないお子さんが多い傾向にあります。
自閉スペクトラム症のお子さんは、幼児期からすでに自分に自信がないという場合が多いです。
そのため、強制する療育を受けてしまうことで、より自分の自信を失うことについてなります。
そして、その歪は、小学校高学年頃になると表面化してきます。
時すでに遅しの感があります。
だからこそ、幼児期の療育は大切なのです。
椅子に子どもを合わせる、のではなく、子どもに合った椅子を作る、という視点で社会への順応方法を考えていく必要があると思います。