【あなたはどちらを選びますか?】子どもの「未来を作る療育」VS「未来を壊す療育」

療育は楽しくかつ、効果的が最も優れている

先日、YouTubeの動画「【理学療法士が教える】自閉症児の体の特徴4つ」にコメントをいただきました。

内容は、「楽しんで療育を受けると大人になってから、生きやすいですよね」というものでした。

全くそのとおりで、療育は楽しいもの、が大原則です。

加えて、「効果的かつ楽しいもの」が最も効果的な療育ということになります。

 

実はここでポイントなのですが、何かを矯正・強制させる療育は効果的とは言えない、ということを押さえておいてください。

もしトレーニング的な思考で、療育を受けさせている(支援者の場合実践している)なら、悪いことは言わないですから、止めておくほうがいいです。

 

そもそも、療育とはトレーニングではありません

一般論としても言えるのですが、子どもが発達するのに、強制なんて必要ありませんよね。

子どもは遊びの中で学び、考え、試行錯誤を繰り返しながら、自分で学び取っていきます。

幼児期は人生の幹を作る時期

幼児期の発達支援(療育)は、とても難しいものです。

なぜなら、幼児期は人生の幹を作る大切な時期なので、その関わり方を失敗すると、将来の子どもの人生に悪影響を及ぼしかねないからです。

 

例えば、強制ばかりさせる関わりで、自分に自信のない子どもにしてしまったら、大人になっても尻込みをする人になってしまいます。

本当はできるかも知れないのに、挑戦する前から「やめておく」ことばかりを選択するようになるかも知れません。

 

反対に、幼児期のうちに、できるだけ自分に自信を持つことができ、怖い気持ちもあるけれど挑戦してみようと思える(小さな)勇気を持てるような関わりがあったらどうでしょう。

その時は、本当に小さな勇気でも、そういった挑戦することを繰り返ししていくことで、やがて「自分にもできる」という気持ちが育っていくでしょう。

それは大人になった時に、大きな差になっているはずです。

未来を作る療育と未来を壊す療育

上で書いたように、子どもに挑戦する勇気を持たせない療育が、未来を壊す療育です。

小さな勇気をもたせ、挑戦することの面白さを教えてあげる療育が、未来を作る療育です。

そして、ぼくの経験上、間違いなく言えることは、強制や矯正をさせる療育は、未来を確実に壊します。

 

強制(矯正)させる療育は、一見効果的に見えます。

大人しく言うことを聞いている様子を見ると、何となく成長している、と思うかも知れません。

でも多くの場合、それは大人の力で子どもを抑え込んでいるだけです。

特に幼児期や小学生くらいなら、大人の力とテクニックで子どもをコントロールすることはそう難しいことではありません。

 

でも、やがて大きくなって、腕力も含め力を持つようになった時に、その鬱憤が爆発します。

これまで、力で抑えつけられていた分だけ、反発する力は大きいでしょう。

ジャンプするときも、深く膝を曲げてからの方がより高くジャンプできますが、それと同じです。

そうなったら、もうどうしようもありません。

親は年を重ねているので、押さえつけようにも無理があります。

やがて親子とも疲弊します。

そして、強制する療育を行った担当者は、もちろん責任は取ってくれません。

 

つまり「矯正する療育」は、問題を先送りしているだけに過ぎないのです。

 

反対に、子どもの主体性を尊重しながら、自ら挑戦しようという勇気をもたせてくれる療育は、子どもに小さな成功体験を積ませ、それを子どもと同じ目線で喜ぶことで、子どもに「人との関わりは快適なものだ「人とのコミュニケーションは楽しいものだ」という意識付けを行ってくれま

「困ったら、相談していいんだよ」「助けてって言ったら、誰かが必ず助けてくれるんだよ」ということを、小さなうちからしっかりと教えてもらった子どもは、自分で抱え込むことなく、適度にストレスを発散させながら、本当に困った時に爆発するのではなく、「助けて」と言えるようになっているはずです。

世の中には、必ず味方がいる、ということを経験の中で学ばせていくことは、子どもの未来を良い方向に導きます

これが子どもの未来を作る療育です。

 

どうせ受けるなら、未来を作る療育を受けさせてあげましょう。

目先のことだけを考えていると失敗します。

子育ては長く続きます。

将来我が子がどうなっていてほしいのか、を今考えた上で療育を受けさせるようにしましょう。

 

そのためには、親御さんの「療育の本質を見抜く目」が必要になります

しっかりと学んで、自分の目を肥やし、未来を作る療育を探してあげて下さい。

これこそ、我が子のために、今やるべきこと、なのです。