ペルソナは、自社サービスを利用してほしい人の例、と換言できますが、療育事業所でもペルソナ設定は大事です。
例えば、預かり型なのか個別特化型なのか、送迎はあるのかないのか、保護者のニーズはどこにあるのか、あるいは単に預かってくれればいいという保護者なのか、スキルアップを目指したいと希望する保護者なのか。
分類していくと、かなりペルソナは絞れます。
そのペルソナに向けたサービス(ペルソナが満足してくれるサービス)を構築していくことが大切です。
療育事業所は、公費負担が9割(人によっては全額公費負担)なため、「集客」の観点でサービスを考えてないところも多いと思います。
しかし、(特に放課後等デイサービスは)基本単価がどんどん減らさせてれており、実際に運営をやめる事業所も出始めています。
そうなってくると、療育事業所にも「マーケティング視点」が必要になってくるのですが、その中で一番先に決めなければならないのは。事業所理念とそれに合致したペルソナです。
そうは言っても、今のところまだ利用者も確保できており、運営困難なほどの収益減にはなっていない事業所も多いと思いますので、「うちには関係ないかな」と思っておられるオーナ様も多いかもしれません。
しかし、理念構築やそれをスタッフに浸透させることは、一朝一夕にできるものではないため、過当競争が本格化してから重い腰を上げる事業所は、事前に準備をしてきた事業所に駆逐されることになることは間違いないでしょう。
備えあれば憂いなし、は今の療育事業所にも言えることですね。
理学療法士と言語聴覚士による療育事業所コンサルティング
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