発達障害児の療育でよく聞く「低緊張」という状態について、解説しました。
低緊張とは、筋肉の張りが通常よりも低い状態のことを指します。
反対に緊張が高い状態を過緊張と呼びます。
低緊張だと、体をまっすぐに起こしておくことが難しい、疲れやすいなどの特徴があります。
筋肉の張り状態は、脳でコントロールされているので、子ども自身のやる気や根性とは全く無関係です。
よく療育現場で、「やる気があればできる」とか「頑張れば良くなる」といった声掛けをしている支援者もいますが、全くの見当違いです。
そもそも、脳でコントロールされているものを、根性でどうにかする、なんていう考えは、まったくもってナンセンス(無意味)ですので注意しましょう。