【理学療法士向け記事】専門用語を使って説明するセラピストは、説明力のないセラピスト

理学療法士って、説明下手な人が多い?

説明力みたいなことって、あまり学校や実習でも重要視されないので、専門用語を多用して説明するセラピストが意外と多い。

で、こういう人は2つに分類されます。

  1. 自分でそれに気づいてない
  2. 確信犯

1.の人は、自分で専門用語を使っていることに気付かないタイプ。

新人セラピストに多いですね。あ、その前に学生さんに多いかな。

いきなり患者さんに「中殿筋が・・・」とか言っちゃうんですよね。

まあ、誰かに指摘されると、気をつけるようになるので、いくらでも上達する要素はあります。

難儀なのが、2.の確信犯

わざと難しそうな専門用語を並べて説明するセラピスト。

こういう人はいわゆる権威主義。専門用語を使いこなせる俺って、スゴイやろ?!的な(笑)。

自分よりスゴイと思う人には、頭を下げて教えを乞うこともできるのですが、自分より立場が下とか、自分より知識がないと分かると、途端にえばるタイプに多いです。

 

このタイプは、「処置なし」ですし、成長は見込めませんので、このまま放置するのが良いかと(笑)。

難しいことを分かりやすくが、一番ムズカシイ

結局、「難しいことをムズカシク話すのは簡単」で、「難しいことを、誰にでも分かりやすく伝えるというのが1番難しい」ということです。

池上彰さんが言っていましたが、人に説明をする時の基準は、「中学生が分かる程度」を意識して話すようにしましょう。

 

伝える力をつけるには、自分の専門領域(例えばリハビリテーションの世界)から学ぼうとしてもダメです。

ぼくがお勧めするのは、ジャパネットたかたの商品紹介の仕方から学ぶこと。

メモを持って、気付きがあればどんどん書き込んでいき、あとで見返してみましょう。

話すことが上手くなってくれば、メモを取る量も比例して多くなるはずです。

それを自分が仕事で話す時、説明するときに役立つように意識してみましょう。

考えながら、修正しながら学んでいくと、確実に実力がついてきます。

 

次代に生き残るセラピストを目指すなら、説明力は必至項目です。

なぜなら、自分を売っていく(セルフブランディングしていく)能力が求められるからです。

説明力がないセラピストは、仕事を自分で取ってくることができず、自然淘汰されます。

もう、どこかの病院なり施設なりに、所属していることで安心できる時代ではありませんからね。

 

頑張って説明力を向上させましょう!