ぼくが採用面接で見ているポイント4つ

「面接官が見ている2つのポイント」に共感!

偶然YouTubeで拝見した動画。転職エージェントの末永さんと仰る方が、面接対策などについて配信されている動画チャンネルです(初めてみたのでチャンネル主旨が間違っていたらすみません)。

【面接対策】転職の面接で合否を分けるたった2つのポイントを転職エージェントが解説!

仕事柄面接をする機会が多いので、「転職面接官の見ているポイント」が気になって見てみたのですが、この動画で言われている「面接官が面接時に見ている2つのポイント」がぼくの見ているポイントと全く同じでした。

2つのポイントとは以下の通りです。

  1. 会社に定着するかどうか
  2. 会社で活躍するかどうか

これ、全くそのとおりで、この2つについて不安が残りそうな方は、まず採用に至りません。

 

①の会社に定着するかどうか、については、採用コストとも関係していますので、結構シビアな評価ポイントです。

採用までに、有料求人広告を出したり、採用した後は、社保やその他の手続きでさらにコストがかかります。

そうやって、色々コストを掛けて採用した後、あっという間に「辞めます」と言われたら、それは気持ち的にガックリだけではなく、コストも無駄になってしまいます。

にしむらたけし

もちろん、精神的ショックはお金よりも影響が大きくて、「見抜けなかった自分が悪い」と自分で自分を責めることになり、精神衛生上もよろしくないのです(苦笑)。

②の会社で活躍するかどうか、については、社員一人ひとりの良い面(個性)が伸びていくことが、事業が順調に拡大していくことにもつながりますので、これも重要な評価ポイントになります。

「とりあえず言われたことをやっておけばいいんでしょ?」では、「スタッフの個性が生きない=魅力がない事業」ということになってしまいますから、こういった人も採用には至りません。

それ以外にも、ぼくが面接時に見ているポイント

上記の2つに加えて、ぼくが面接時にチェックしている他の項目(こんな方に注意している)についてもご紹介します。

  1. 「御社で自分のスキルを高めたいです!」という方
  2. 前職の離職理由を、会社や人の責任にする方(前職の悪口を言う人)

①については、うちの会社を「自分のスキルを上げるための研修場所」と見ている場合があるからです。

単純にスキルを上げたいなら、お金を払って研修や実習に行くのが普通です。

スキルが上がって給与ももらえる、でも会社への貢献は特にない、というスタッフばかりになると会社は潰れます。

 

こういった意味から、「御社でスキルアップをしたい!」ということばかりを熱く語る方には、「では、あなたは弊社にどんな効果を与えてくれますか?」と質問をします。

そこで、「がんばります!」とか「明るいので雰囲気を楽しくします!」とか、抽象的なことを言う方は、採用しません。

抽象的ということは、具体的なアイディアがない、もしくは精神論で乗り切ろうとする方であることが多いからです(ぼくは何事も精神論でどうにかしようとする人は大嫌いなのです)。

もし、その時の回答が「私は聞き上手と言われることがあるので、保護者のお悩みをじっくりと伺い、少しでも気持ちを楽にしていただけるよう保護者サポートの面を頑張りたいです」とか「仕事で困難な場面にぶつかった時に、次の手を考えたり、壁を乗り越えるために、この明るい性格を生かしていきたいです」などであれば、「自分の特性を上手く仕事に活かせる人だな」と評価が上がります。

 

②については、もはや説明不要でしょう。

単純に、「他責の人」だからです。

この他責の人が、本当に多いです。

「面接時に前の職場の悪口をいった時点で、一発アウトになる」ということに気づいていない人は、本当に多いです。

そういう人の場合、ぼくはさらに聞きます。

「そんなに酷い職場(上司)だったのですか?」

そうすると、多くの方が堰を切ったように、前職場や前上司の悪口を「よくぞ聞いてくれました!」的に話し出します(笑)。

 

分かりますよね?前の職場の悪口を言う人は、うちの会社やスタッフのことも悪く言う人、です。

友だち関係でもそうだと思いますが、あなたにAさんの悪口を言う人は、Aさんにあなたの悪口を平気で言う人なのです。

 

また、「こういうことを面接で言うと、どういう風に思われるか」に気付いていないわけですから、周りを見て動く、機を見て動くということができない人、と自分で証明しているようなものです。

なので、こういう他責の方も、採用はありません。

やっぱり「優しい人」かな

先日、療育コンサルタントで入らせていただいている事業所さんへ伺った際、スタッフさんから「採用面接の時に、最も重要視していることは何ですか?」と聞かれました。

その時に咄嗟に答えたのが「やはり優しい人ですね」でした。

優しい人は、相手を慮ることができる人で、それは何も人に対してだけではなく、色々な状況にも配慮と節度を持って当たることができる、ということでもあります。

だから、たった一つだけ挙げるとしたら、優しい人、ということになるかなあと思います。
特に、ぼくの会社が取り組んでいる「子育てに不安がある方へのサービス」は優しい人でないと、会社に定着することもないし、活躍もできないと思います。

 

以上、療育事業所を運営している立場から、どんな姿勢で面接を行っているかご紹介しました。

多分、ぼくの見方は独特だと思うので、参考程度に(笑)。

今、就活をしている方のご参考になれば幸いです😊

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