神戸新聞のWEBニュースサイト「まいどなニュース」で記事を書きました。
今回は、3.11にちなんで、避難所における自閉スペクトラム症のお子さんの課題と具体的な対策方法についてです。
避難所は色々な人がいるので、みんなが少しずつ配慮しあいながら過ごすことになります。
つい「我慢ができない子だ」とか「親が責任を持て!」というような風潮になりがちですが、それは発達特性に対する知識のなさゆえです。今回の記事が彼らの特性を知っていただくきっかけになればと願っています。 https://t.co/ZKxAe7nG9t— 西村 猛@保育士さん向け研修会講師 (@seinosuke2013) March 10, 2020
「我慢ができない!」「親の躾がなってない!」など、世間には口悪い人も多いのは事実です。
しかし、その多くは本当にその人が悪いのではなく、「知識がないこと」に由来していることが多いのです。
「知らない=自分で想像」なだけです。
無知だから、です。
そうやって、厳しく言う人も、自分の子どもやお孫さんに、発達障害のある子がいれば、言うことが変わってきます。
それは、気持ちが変わるからというものではなく、発達障害というものを主観ではなく、客観的に学び知識が増えることによるからです。
だから、発達障害に関する客観的知識がない親御さんや祖父母の方だと、発達障害のある我が子(我が孫)に対しても「やる気があればできる」「我慢が足りないからだ」と言ってしまったり、無理に頑張らせようとしてしまいます。
その結果、幼児期の子育てに失敗して大きくなったとき、もう後戻りができない問題へとつながってしまうのです。
結局、子どもが犠牲になるのですが、これも正しい知識を持っていないことから起こる不幸です。
どんなことでも、まずは正しく理解することから始めることが大切です。
今回の記事が、発達特性のある子どもの特性を知っていただくきっかけになればと願っています。
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