【失敗しない就学先選び】子どもの可能性を引き出してくれる学校の特徴。
1.「毎日楽しく通えるようにしてあげたい」という方針。
2.環境設定にも理解を示してくれる。
3.学校だけで解決、完結しようせず連携を大切にしてくれる。
4.見学時、子どもが楽しそうだった。
5.直感だが、好印象だ。#発達障害— 西村 猛@日本で一番、保育士さんを応援する理学療法士 (@seinosuke2013) April 24, 2019
このツイートでいっている「就学」とは、いわゆる障害のあるお子さんの就学。
どんな子どもでも就学準備は必要ですが、障害のあるお子さんの場合は、かなりシビアに考えないといけないことも多々あります。
地域の学校に就学するのか、特別支援学校(昔の養護学校)にするのか。
地域の学校を選ぶとしても、いわゆる通常級なのか、特別支援教室なのか。
それによって、人生が変わることもあるので、就学が人生におけるターニングポイントになることもありますね。
理解ある学校や先生に出会えると、予想以上に成長することができる反面、残念な学校や先生に出会ってしまうと、伸びしろを引き出してもらえないこともあります。
それだけならまだしも、伸びようとするところを頭の上から押さえつけられてしまうこともあるので、本当に就学は「水モノ」です。
学校には学校の、先生には先生の言い分があると思いますが、「障害のある子どもは、こういう子たちだ」と決めつけている人が多い。
例えば、自閉症スペクトラムなら、「こだわりが強く、皆と同じことができない」とか「嫌になるとパニックを起こす」などですね。
落ち着きがないお子さんなら、「我慢ができない」「待てない」など。
人って、そんなに画一的であるわけない。
決めつけることは、個性を潰すことになるのに、そこに気付かない大人の多いこと。
そうやって、個性が潰されていくんです。
だから、就学先を選ぶポイントとしては、上で紹介したツイートのように「子どものできないことを見つける学校」ではなく、「子どもの可能性を引き出してくれる学校」を選択することが大切。
ツイートにある1~5のチェックポイントをクリアしている学校や先生なら、概ねお任せして安心です。
ただし「いい先生だなあ」と思っていても、年度末に人事異動でいなくなちゃった!というパターンもよくあるので、入学するまで気が抜けないですけどね。
本来就学を考えるって、ランドセルは何色にしよう?とか、友達できるかなあ?とか、楽しいことであるのに、こんなことで就学先を悩まないといけないなんて、学校って何なんだろうと思わずにはいられない。
やっぱり、「皆と同じ」とか「平均点が高い」ということがいいことだという大前提なのです。
個性を伸ばすではなく、個性を潰す、ですね。
ちなみに、ぼくが今運営している事業所の一つである「寺子屋ゆず」は、子どもにとっての居場所になっていて、「自分にもできるんだ」ということを学んでもらえる場所になっています。
個別塾の形にはなっているけど、授業内容は制作活動や、オセロなどのゲームを通してコミュニケーションスキルをアップしたり、自分に自信を持ってもらえるような取り組みをしています。
そう計算ドリルや漢字の書き取りなどは、ほぼしていないです。
そうやって、寺子屋ゆずで楽しそうな子どもを見ていると、「学校こそ、自分に自信が持てる場でなければいけないのでは?」といつも感じます。
きっと熱心な先生も沢山おられるのでしょうけど、そういう先生の声ってかき消されるんですよね。脈々と流れる昔ながらの「空気」に。
ということで、当たり外れみたいな世界の就学準備ですが、「子どもが楽しく通えるところかどうか」は見るべきポイントの中心に置くのがいいでしょう。
今から1年掛けて、子どもが楽しめる場所なのかどうか、を見極めていきましょう。
そういえば、「子どもが楽しめる場所かどうか」は、就学先だけではなく、療育先を探すときにも同じことが言えます。
療育もたいてい、「つまらない」ことが多いですからね。
ということで、就学も療育も「子どもが楽しいかどうか」で選びましょう。
それでも最終決断に迷ったら、5番目の「直感」で。
大抵当たっています。