【療育事業所様向け】SNSやブログでの発信で、やってしまいがちな間違い

療育事業所さんが、SNSやブログで発信する際の残念ポイント

ホームページに加えて、SNSやブログでの情報発信をされている療育事業所さんも多いと思います。

SNSやブログでは、実際の日々の様子をUPされていると思いますが、それがほぼ100%になってしまっているのを見かけることがよくあります。

それって、とても残念ポイントだなあと思います。

なぜなら、SNSやブログを運営する目的は、「新規利用者を獲得する(集客)」のためですが、日々の様子だけではその目的が達成できないからです。

もちろん、今利用中の方へのサービスは大切です。既存の利用者を大切にしない事業所は早晩信頼されなくなっていくでしょう。だから既存の利用者へのサービスは必須です(これについてはまた別の記事でご紹介します)。

ですが、既存の利用者へのサービスは、SNSやブログ以外に色々あります。

 

SNSやブログの運用の本来の目的は「自分の事業所を多くの方に知ってもらう」ためです。

なぜなら、どんな業界でも「既存の利用者は、1年で1〜3割程度、自然に減っていく」という法則があるからです。

単純に言うと、10人定員で、契約者が10人だとすると、1年後には2人くらいは利用を辞めているということになります。

 

自然に減る分、新しい利用者を獲得していく必要がありますよね。

そのためのツールがSNSやブログです。

 

もちろん「日々の活動を発信することで、うちの事業所を知ってもらうことができる」ということも大事なので、日々の実践を発信するのは悪いことではありません。

しかし、その割合が問題です。

こういった内容は、1〜2割程度に抑えておくのがポイントです。

 

なぜなら、新規利用を検討して探している方は、「この事業所は、一体どんな方針なんだろう」「スタッフの方は信頼できそうだろうか」「場所はどこなんだろう」などといった情報を必要としているからです。

分かりやすい例でご紹介しましょう

あなたが、出かけ先でお昼ごはんに中華料理を食べようと思ったとします。

スマホで近くのお店を検索した際に、一番先に知りたい情報は、なんでしょうか?

メニューでしょうか?違いますよね。まずは、今いるところから近いかどうか、ですよね。

その次に調べるのは、今日は営業している?ということですね。空いていると分かったら、やっとメニューは?値段は?というように深く知りたいと思うようになりますよね。

そして、それら一通りをクリアしたお店が見つかってはじめて「そのお店に行こう」という決定をします。

つまり「中華料理店→場所→営業日→メニュー→値段」というような流れで決定されます。

 

療育事業所でいうと、日々の実践の紹介は、メニューです。

ですが、メニューの前に提供しておくべき情報は、他にもたくさんあります。

「理念・方針・人」の情報提供はできていますか?

立地や営業日をお知らせできればそれでいいかと言うと、そうではありません。

加えて、この事業所は、自分にとって有益な事業所だ、と認識をしてもらう必要があります。

先程の中華料理店で言うと、この地域にたった一つしかないお店だと、そこに行くしかないですが、複数あると「選ぶ」という行動が出てきます。

つまり、事業所も近隣に複数あると、「どの事業所にするか選ぶ必要がある」ということになります。

その時に、「選ばれる事業所になる」必要がありますが、そのために必要な情報は「理念・方針・人」です。

こういったことも、SNSやブログで発信していく必要があります。

 

理念なんて、利用には関係ないだろう、と考えるオーナーさん・管理者さんもおられるかも知れませんが、それは違います。

多くの利用者は、無意識のうちに理念や方針を見て、自分にまたは我が子に合っているかどうかを確かめています。

心に突き刺さり、信頼を得るためには、理念や方針をしっかりと伝えることは重要です。

また事業所を出店すれば、利用者は勝手に集まる、と思っている方もおられるかと思いますが、もうそんな時代ではなくなっています(特に放課後等デイサービス事業)。

それについては、来年度(令和3年度)の報酬改定を見ても分かりますね(多くの事業所で減収となるため、事業所間の競争が激化していくことが予想されています)。

発信する前に、理念構築やペルソナ設定は必ずしておくこと

少し基本的なことに戻りますが、SNSやブログで情報発信する際には、理念を構築しておくことが大事です。

また理念構築に大きな影響を与えるのが、「ペルソナ設定」です。

理念は、「うちの事業所はこういう方針で運営する。こういうことを目指す」など大きな方針です。

ペルソナは、「うちの事業所では、こういった人に利用してもらいたい」という、自社が「ぜひ利用してほしいと思う対象者」です。

ペルソナ設定は、具体的であればあるほど、有効だと言われています。

すでに運営をされている事業所さんだと、「今利用されている◯◯さんのような方」と具体的な利用者さんをイメージするとよいでしょう。

これから事業を立ち上げる方なら、「理念に合致するAさん(架空の人)」を自分で設定するのがよいでしょう。

 

SNSやブログでは、このペルソナに向かって発信していく、ということが重要です。

できるだけ多くの人に響け!というのは、オーナーさんや管理者さん(またはスタッフのどなたか)が有名な人の場合。

そうでない場合は、ペルソナ設定した人(と同じ属性の人)に届けばOK、という感覚で発信してく方が、新規利用者を獲得することにおいては重要です。

 

具体的な発信方法については、また別記事でご紹介します。

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