【子どもの発達】言語聴覚士が教える!うちの子いつ言葉が出るの?もうすぐ言葉が出る4つのサイン。ちなみに運動面の遅れも言葉の遅れに関係します。

本日YouTubeメインチャンネルの動画を更新しました。

今回は、言葉が出る4つのサイン、です。


発達支援の現場(未就学児)で、一番のご相談ごとといえば、「言葉が出ない」または「◯語文がしゃべれない」です。

今回は、言語聴覚士が「まだ言葉が出ていないけど、もうすぐ出そう」といえる4つのサインについて紹介しました。



さて、動画では触れていませんが、言葉が遅れている場合、言葉の発達だけを評価するのではなく運動発達を評価してみると、言葉の遅れの原因が見えることがあります。

言葉の発達よりも、運動発達は基礎になることから、運動面の発達の遅れは、言葉の遅れにつながるといえるのです。

この場合の手立てとしては、言葉を引き出すような取り組みをするのではなく、身体面をしっかりと働かせてあげるような取り組み、つまり運動発達を引き出す取り組みをすることが大切です。


特に「姿勢を正しくすること」は、すべての育ちの基礎になります。

姿勢が安定しているから、指先が器用に使える。

姿勢が安定しているから、人に対してまっすぐ向き合うことができる。

もちろん、言葉の発達においても、姿勢や持久力は大きく関係します。


発達支援、特に発達障害領域では運動面はなかなかクローズアップされません。

一部運動療育といったジャンルが人気ですが、これは一般的な体操教室と同じであることが多く、単に運動しているだけの療育も多くあります(理学療法士さんや作業療法士さんが実施している運動療育なら、効果的だと思いますが)。

できれば、個別療育の中で、姿勢改善や体のコントロールを学ぶようなプログラムが実践されると良いのですが、上でお話したように、どうしても運動面は課題が気づかれにくいという傾向があり、運動発達への関心は少ないですね。

啓発の意味もこめて、運動発達が言葉の発達の基礎になる、といった動画を作成しようかと思います(笑)。