【voicy更新しました】娘から「一旦、黙れ!」と言われて、ニヤニヤしてしまう理由

なんともヘンなタイトルですが(笑)。

小学校高学年から中学校くらいになると、親に向かって口悪く話したりすることは、どの家庭でもよくあることだと思います。

我が家でも、「一旦、黙れ!」とか「静かにしろ!」とか「オメーもな!」とか、娘に言われたりします。

もちろん、半分冗談だと分かっていますが、こういった言葉を聞くと、なんだか楽しくなってクスクスと笑ってしまいます。

ヘンですよね?(笑)

「親にそんな口のききかたをするなんて、許さん!」という親御さんもいるかもしれませんが、我が家は言いたい放題です。


親として、それはおかしいと思いませんし、全く怒る気にもなりません。


その理由は、「自由に言えるという環境があるということは、子どもにとって安全地帯があるということだ」と考えているからです。


言っても許される環境だと思っているからこそ言う、というのはちゃんと使い分けているということでもあります。

友達や先生には、言えないけど、親なら言える。

言っても、自分を見放すことはない。

そういう安心感があるからこそ、「一旦、黙れ!」が言えるんですよね。


ところで、私の運営する児童発達支援事業所には、自閉症スペクトラムなどの発達特性のあるお子さんが、保護者の方と通ってこられます。

そんなお子さんたちを見ていて日々思うことがあります。


特性のあるお子さんは、往々にして「自分に自信がない」ことがあります。


こういったお子さんにどれだけ「自己主張をさせてあげるか」は、その子のこれからの人生において、とても重要な事項です。

ですが、事業所さんによっては「口答えさせない」「大人が(先生が)高圧的な態度で怖がらせ、言うことを聞かせる」という手法を取っていることもあり、それが余計に自己主張ができない子どもを作り出しています。


このような支援を受けることで自己主張ができなくなった子どもは、小学校以降になると「これまでの我慢が大爆発して、手がつけられなくなる」か「ニコニコ笑って、(自分にとって不都合であっても)その場をやり過ごす」かといった行動に陥ってしまいます。


大人の力で子どもをコントロールしようとすることは、問題を先送りしているだけになるので、幼児期から沢山自己主張をさせてあげることは、子どもの将来を考える上で、とても大事だなということを日々実感しています。

ま、我が家のように「オメーもな!」と言うのを、ヘラヘラ笑って面白がるのもどうかとは思いますが(笑)

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